「与えることが大事だ」ということもよく聞くかもしれません。
新約聖書には、こんな一節があります。
「与えよ、さらば与えられん」(旧約聖書には「求めよ、さらば与えられん」があります)
与えなさい、そうすれば与えらるよ、ということです。
人は誰しも、先ず求めてしまうところがあります(そうでない人もいますが)
【GIVE&TAKE】の文脈からも解るように、先ずは「与える」ことの方が先のようです。
情けは人の為ならず
「情けは人の為ならず」
この慣用句、ことわざも然りです。
結局、これも他人に情け・親切をかけていれば、
それはやがて巡り巡って自分自身に良い報いとなって返ってくるよ、ということです。
逆に上手くいってない人や会社は、どこか自社、自分の利益ばかりを優先的に
損得勘定で動いているようなところがあったりします。
そういうのは、人間は感覚的、第六感的に勘づきますからね。
なんかしっくりこない、どこか胡散臭いといった風に。
損益報告書
「損益報告書」、決して「益損報告書」とは言いません。
会計報告や株式投資といった分野でも似たような仕組みになっています。
先ずは自分の懐からお金が出るのが先です。
それを有価証券等の資産に変えて、のちほどインカムゲインやキャピタルゲインを狙うわけです。
機器や設備への「先行投資」も同じ理屈です。
そこへお金をかけることで、のちに優秀な商品やサービスへとつながっていきます。
モノだけでなく、「人」に関してもそうですよね。
自分自身も含めた「人」へ資本を投下することで、ゆくゆく優秀で利益を生み出してくれる人材に育てます。
起業時なんかは、まさに先行投資と損益、持ち出し経費の方が圧倒的になります^^;
与えること
「与えること」というのは、なにも形あるものや金銭というわけではありません。
形のないもの、例えば情報であるとか経験談であるとか、ある意味ではSNS投稿もそれに当たるかもしれないですね。
Twitterを利用される人で、都内だと列車の運行状況をよく参考にするという人がいます。
事故が起きたから○○線は遅れてる、台風で運休が決まった等々。
この人がフォローしているアカウントの持ち主は、
ただ自分の知り得ている情報を共有しているだけかも知れないですが
「列車運行状況に関しては○○さんのTwitterが一番!」
というお済付きを得ていることになります。
その結果が○○さんのビジネスに結びついてくる可能性も「0」ではありませんよね?
まずはちょっとしたことでもいいので「与えること」=「できること」を意識してみると
世の中の違った側面を感じ取ることができるかもしれません^^
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