お正月を迎えて元日などになると初詣に行かれる方も多いでしょうか?
1月1日になれば、何はともあれ「初詣」とおみくじとお神酒…みたいな(笑)

なんとなく風習や慣習として行っている行事ごとだと思うのですが
2020年はコロナ禍にて、巣篭(すごもり)正月ならば
座学なんかをしてみるのはどうでしょうか?

初詣とは?

初詣は「年が明けてはじめて神社やお寺へお参りに行くこと」です。
「詣」には「社寺へお参りする、参拝する」という意味があります。

そのルーツを辿ると平安時代からの「年籠り」という風習からとされています。
神社の家長が大晦日から元旦にかけて氏神様のいる神社にこもって
新年の豊作や安全を夜通し祈願する、というものです。

大晦日にお参りすることを「除夜詣」、元旦にお参りすることを「元日詣」とし、
元日詣に関しては「恵方詣」ともされ、その年の恵方角にある神社へ参拝していたということです。
節分みたいですね。

この「元日詣」だけが残ったものが、いわゆる「初詣」になったのではないか、と言われています。

ついつい手が出る「おみくじ」

神社へ参拝した時、特に初詣時にはついつい試してみたくなるのが「おみくじ」
お参りを済ませたら「さぁ、おみくじ」という流れの人も多いでしょう。
本来的には、神様仏様からのご意向や御利益をいただく、という意味合いの様です。

とは言っても、元日から「大凶」とかは引きたくないですよね^^;
場所によっては「凶」以下のおみくじを入れていない、というところもあるようなので
ある意味「大凶」を引く、というのは当たりかもしれません(笑)

実際のところ、「大凶」はこれ以上下がることなく上昇するのみ、
ということで良い結果だとする説もあります。

正しい参拝手順

こちらも一応おさらいしておきましょう。
神社は神様のお住まい。神域と俗界の境界線、門前である鳥居前で服装をただし、
帽子やマフラーを外し、一礼してから境内へ入ります。

手水舎でお清めをします。
これは以前、芸能人格付けランキングの特番でやっていたと記憶しています(笑)

1・左手を洗う
2・右手を洗う
3・左手で水を受け口をすすぐ
4・左手を洗う
5・柄杓(ひしゃく)を縦にすることで柄の部分を洗う

ここまでを柄杓一杯でやりきります。

本殿では、、、

1・賽銭を入れる
2・鈴を鳴らす
3・姿勢を正して・・
4・2拝2拍手1拝
(おじぎが2回、拍手が2回、お祈りしたら、おじぎを1回)

といった作法で拝みましょう。

オンライン参拝

今年初めて聞くような言葉「オンライン参拝」
バーチャルな体験で、参拝~御祈祷・お札授与などが体験できるということで
「密」を避け、自宅に居ながらにして初詣ができると話題です。

大きな神社仏閣ではそれぞれ工夫した取り組みがあるようなので
ホームページ等で確認してみてくださいね!

並ばずして、暖かく、人混みも避けられて、意外と新しい初詣様式として定着もあるかもしれませんね。